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大学小話:大学生の授業ボイコット@香港(その2)

日本のニュースでも取り上げられているが、先週から授業ボイコットが始まった。
当初は9月第4週(9月21日-27日)に授業ボイコットで、祝日の10月1日に金融街(中環)占拠の予定だった。 

しかし、先週末の出来事が状況を一変させた。学生のデモ隊に対して催涙弾が使われ、学生達が警察に逮捕されたのだ(すでに釈放済み)。
boycott2

これにより、急遽、授業ボイコットは無期限延長になり、金融街(中環)占拠も10月1日を待たずに平日の今日から始まることになった。それも、当初は中環だけの予定だったのが、今では商業地域も含めた5箇所ほどにデモが広がっている(日本で例えると、日本橋だけの予定だったのが、急に新宿・渋谷・池袋などにもデモが飛び火する感じ)。経済的損失を嫌う香港人がここまでするとは、かなりの緊急事態だ。

先週と今週で、キャンパスの状況も一変した。
以下の表に、現在教えている2つのクラスの出席率の変化をまとめてみた。各クラス85名ほどが履修しており、曜日や時間帯も近く、授業内容も似ている。ただ、クラスAは学部のクラスでほぼ全員が香港の学生、一方クラスBは大学院のクラスでほぼ全員が中国本土の学生だ。

出席率の変化
boycott_t

1ヶ月ほど呼びかけて実施された当初の授業ボイコットでは、
クラスAの出席率が92.8%から75.9%まで減少したものの、やや期待はずれだった。
クラスBでは、(予想通り)ほとんど変化が見られなかった。

しかし、急に決まった今週の授業ボイコットでは、出席率が47%にまで下がった。
キャンパス内でも、以下の写真のような集会が開かれ、活動が活発になっている。
boycott3

催涙弾の使用や学生の逮捕が、あきらかに状況を悪化させている。
ちなみに、クラスBは祝日で休講なのでデータが取れない。
ボイコットが来週も続くようなら、もっといい比較ができそうだ。

いずれにせよ、先週末の強攻策はかなりの失策だったと言わざるを得ない。
今後、香港政府がどうでるか目が離せない。 

P.S., 香港の学生はデモに参加しに行き、中国本土の学生はデモの写真を撮りに行って、キャンパスの学生数が激減している。 
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大学小話:大学生の授業ボイコット@香港(その1)

香港の大学生の団体が、9月の第4週に授業をボイコットすることを決めたらしい。
最近、中国が香港政府トップの行政長官を直接選挙で選ぶことを決めたのだが、問題なのは「選挙委員によって支持された者だけが立候補できる」という点だ。そして、その委員のメンバーは親中派で占められているため、実質的には中国政府による指名制だとみられている。
このことに抗議する意味で、授業をボイコットするようだ。

このように、構内に垂幕が張ってある。
Boyccott.jpg

憤る気持ちはわかるのだが、個人的には的外れな行動だと思う。授業をボイコットして損するのは学生自身で、教授陣はほとんど気にしないし、中国政府なんてもっと気にしないだろう。

まぁでも、第4週にどれだけの学生が授業をボイコットするのかは興味がある。普段は出欠も取らないし出席率なんて気にしないのだが、今週から第4週をはさんで10月第2週まで、今教えている学部の授業(約100名のクラス)で出席率を記録してみようと思う。学生の出席数をTAに密かに数えさせる計画だ。結果は、後日改めてこのブログに載せようと思う。

ちなみに、昨日の今学期3回目の授業では出席率96%で、予想以上に高くて驚いた。見ためは、過去数年と大差ない感じなので、これまでも出席率高かったんだなぁ。思いがけない新発見だった。

大学小話:修士学生の進学状況 2013年度

ひさびさに、ブログを書く余裕ができた。
色々と紹介したい論文も溜まっているのだが、
まずはリハビリを兼ねて、うちの修士学生の進学状況でも報告しておこう。

うちは1学年に修士学生が10名弱おり、毎年2,3名が欧米の博士課程に進学する。毎年けっこう良い大学に進学しているのだが、今年は特に異色で、コロンビア大ビジネスとケロッグ(ノースウェスタン大ビジネス)の博士課程に合格した学生が出た。うちのような僻地大学の弱小学科から、トップビジネススクールに合格者がでるとは驚きだ。特別なコネがあったわけではないが、学会で知り合った大物教授に推薦状を書いてもらったと言っていた。その教授の目に留まる発表をできたということだろう。今年は他に、デューク大とワシントン大に各1名づつ合格したと聞いている。 

中国の学生の間では、こういう情報はまたたくまに共有され、来年の願書提出に反映される。また応募者数が増えるかもなぁ。
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回り道して日本に戻って来た研究者。もろ農経だと需要がないので、かろうじて農経でがんばっています。

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