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フィールド実験(Field Experiments)が農業経済学を救う?

今回紹介する論文は、米国の農業経済学者に向けて書かれたものだが、
日本の状況に置き換えて読んでも面白い論文だと思う。

“Can Field Experiments Return Agricultural Economics to the Glory Days?”
David H. Herberich, Steven D. Levitt, and John A. List
American Journal of Agricultural Economics. 2009. 91(5): 1259-1265.
おすすめ度:
★★★★☆ [星四つ]  農業経済学関係者へ
★★☆☆☆ [星二つ]  その他経済学関係者へ
★☆☆☆☆ [星一つ]  その他の方々へ

この論文では、既存のExtension Programを活用したフィールド実験に一縷の望みを
託しているが、農経に「the Glory Days」が再び訪れる可能性はほぼゼロだろう。
ただ、Extension Programで培ったマネジメント技術、人材、現場との密接な繋がりなどが、
他の経済分野と比べて農経の比較優位につながる可能性は十分あると思う。
加えて、フィールド実験はExtension Specialistsと理論家をつなぐ架け橋になり、
農経全体に良い相乗効果をもたらすかもしれない。

基本的には、途上国における農家調査でよく使われている戦略と同じだ。問題は、
そのような戦略が米国や日本でうまくいくかだ。日本の農家や農協や普及員の方々は、
フィールド実験なんかに興味持ってくれるのかなぁ…(遠い目)。

P.S. 念のために、フィールド実験はフィールド調査やケース・スタディーとは別物です。
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