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研究小話:複合領域研究における応用経済学者の立ち位置

先日、農経関係のウェビナー@米国があった。念のため、ウェビナー(Webinar)とは
インターネット上で開かれるセミナーのことで、発表者と参加者が双方向で対話できるのが
特徴だ(と思う)。

“Positioning the Applied Economic Profession in a New Era of Grants: A Review of How to be a Multi-Disciplinary Scientist to Gain Grant Funding"
おすすめ度:
★★★★☆ [星四つ]  農経関係の複合領域研究に興味ある方へ

このウェビナーでは、画面はパワーポイントスライドで、発表者は音声のみ。
参加者はチャットで質問する形式だった。内容としては、複合領域研究をする上で
注意すべき落とし穴、期待できる恩恵、Grant proposalの書き方、などを
応用経済学者の視点から説明している。

個人的に気になった点は、 
• 意思疎通に時間がかかり、かなりの忍耐が必要。
• 大多数のトップ学術誌はdisciplinary-specific journalなのだが、そのような学術誌に
  複合領域研究がアクセプトされる可能性は低い(ゼロではない)。
• 共著者が多くなる。
• リスクが具体的な一方、期待できる恩恵に関して具体性が乏しかった
  (理屈や理想は分かるのだが・・・)。

つまり、「人一倍努力して、そこそこのMulti-disciplinary journalもしくはそれ以下の学術誌に、
共著者多数の論文を発表する」可能性がもっとも高いというわけだ。頭では分かっていた事だが、
経験者にはっきり言われると重みが違う。というわけで、発表者の一人もほのめかしていたが、
テニュア・トラック教員にはなかなかリスクが高い。

なにはともあれ、極東在住+周りに農経仲間がいない身にとって、ウェビナーはとてもありがたい。
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