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研究小話:エディタの倫理-IFとジャーナル・セルフ・サイテーション

エディタの中には、「編集している学術誌のインパクトファクター(IF)を上げるのが
重要な使命の一つ」と考えている方も少なからずいる。
そして、手っ取り早くIFを上げるために、自分の学術誌の論文を引用するよう
著者らに促すエディタもいるらしい。つまり、ジャーナル・セルフ・サイテーション
(Journal Self-Citation [JSC])を強要するわけだ。

このような行為はエディタとして倫理的に問題がある、というのが以下の記事のポイントだ。

“Impact Factor Ethics for Editors”
Editors’ Update, Elsevier

極端なケースだと、JSCを論文受理の条件として明記したビジネス系学術誌もあるらしい。
もちろん問題視されている。

ちなみに、ジャーナル・サイテーション・リポート2010年版のAg Econ & Policyに
リストされているジャーナルのIFとJSC率は以下のようになっている。
ここでのJSC率は、今回のIFを計算するときに含まれたJSCの割合だ。
また、JSCを除いたIFも計算されている。

JSC

参考までに、経済学トップジャーナルではAER(IF = 3.150, JCR = 3%), Econometrica(IF = 3.185, JCR = 7%), JPE(IF = 4.065, JCR = 1%), QJE(IF = 5.940, JCR = 3%)という感じだ。 

全体的に農経系学術誌のほうがJSC率が高くなっているが、
20%以下なら倫理的には問題ないだろう。
トピックの好みや分野の規模も影響していると思われる。


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まとめtyaiました【研究小話:エディタの倫理-IFとジャーナル・セルフ・サイテーション】

エディタの中には、「編集している学術誌のインパクトファクター(IF)を上げるのが重要な使命の一つ」と考えている方も少なからずいる。そして、手っ取り早くIFを上げるた

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