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研究小話:AAEA 2013年度大会@ワシントンDC 雑感

8月5日から7日までAAEAの2013年度大会に参加してきた。
DCで開催ということもあり、例年よりも論文投稿数が2割ほど多かったらしく、採択率も6割強だったとビジネス・ミーティングで言っていたらしい(又聞き)。増えるとは予想していたが、予想以上の増加だ。次回のIAAEイタリア大会も競争率上がりそうだなぁ。

今回まず特筆すべきは、大塚先生がAAEAフェローを受賞されたことだろう。日本人では速水先生に続いて2人目になる(多分…)。過去に何度も錚々たる面子から推薦されつつなかなか受賞にまで至らなかったが、ついに受賞となった。 

新しい試みとしては、ポスト・カンファレンス・プログラムに初めて参加してみた。USDA(日本でいう農水省)の見学ツアーに参加した。いくつかの部署を見学したのだが、National Agricultural Statistics Service(NASS)の見学が抜群に面白かった。とうもろこしなど主要作物に関する統計と生産見通しを発表する部署だ。米国の農作物トレードは大きな金が絡むため、データ漏洩対策がすごかった。1905年にあったデータ漏洩事件がきっかけで厳しくなったらしい。まず、統計発表の12時間前(深夜)から関係者は建物の一部に缶詰めにされる。全てのコンピューターはネットから独立している。二重ドアは交互に開けて入室時に中が見えないようにし、窓も目隠しして外にサインなどを送れないようにする。もちろん、携帯など外と連絡できる機器は全て没収され、無線状況もチェック+妨害されている。加えて、ブルームバーグなどのプレス用の別室が用意されており、データは未だにフロッピーディスクで渡し、部屋のネット回線接続はスイッチ1つで操作できる。プレス関係者がきちんとレポート全体を読むまでネットにつなげないらしい。レポートの一部だけに基づいた不用意な報道を防ぐためらしい。

ERS(日本で言う政策研)も見学したのだが、内容はいまいちだった。NASSは、USDAのInternational Sectionを通せば、時間の許す限り誰でも見学できるらしいので(個人は無理だと思う)、大学などで見学をアレンジするのも一興だと思う。NASSの案内人が常に白人と黒人のコンビだったのも米国らしかった。
 
また、偶然も重なって予想外に多くの方たちとお会いできた。DC到着直後から出発前夜まで、朝昼晩(+コーヒーブレイク)常に誰かと話していた気がする。論文発表も重要だが、学会の醍醐味はやはり予想外の出会いだろう。その意味でも、DCには地の利があった。発表の質も全体的に高く、やっぱり学会は場所だな、と再認識した。

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